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開業したドクターの声

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~患者さん親子の安心を第一に考え、地域に根ざした小児医療を提供したい~

たけのここどもクリニック 院長 竹内 穂高先生

たけのここどもクリニックは、さいたま市のスギ薬局大宮宮原店駐車場敷地内に2022年4月に開院した。大宮駅から1駅の落ち着いた住宅街が広がるこのエリアは子どもの数も増えており、既存の小児科クリニックも少なくない。竹内穂高院長に、目指すクリニックの姿や、開業の経緯などについて話を伺った。

竹内先生は大学病院や総合病院での勤務経験がありますが、どのような思いで開業されたのでしょうか。ご自身が小児科の道を選ばれた理由も含めてお聞かせください。

竹内 研修医時代に関わったとても熱心な先生に憧れたこと。また、当時の経験が小児科を選んだきっかけです。肺炎で入院したお子さんが、1〜2週間すると元気になってニコニコして帰っていく。特別なことではないかもしれませんが、子どもたちが元気になる姿を見て、この仕事に魅力を感じました。

開業したのは、第一に地域貢献を考えたからです。地域の役に立つことで、住民の皆さんの信頼を得て「たけのここどもクリニックができてよかった」と言っていただける存在になりたい。私の専門はアレルギーですが、それに限らず「子どものことなら、ここに行けばどうにかしてくれる」というクリニックでありたいと思っています。

親御さんにとって、お子さんの体のことはちょっとした変化であってもとても心配になるものです。けれども、「こんなことでお医者さんにかかったら迷惑じゃないか」と受診を迷うことがよくあるでしょう。そんな時でも、ぜひ気軽に私のところに相談に来てほしいのです。結果的に病気ではなかったとしても、それで安心して帰ってもらえばいい。お母さん、お父さんたちには「不安になったら、いつでも来てくださいね」と伝えています。

 

患者さん・ご家族との信頼関係はもちろんですが、スタッフとの信頼関係も大切。当院は現在、私の他に看護師4名(うち常勤1名)と事務職4名(うち常勤1名)の体制です。中でも常勤の2名は以前一緒に働いていたスタッフで、私の目指す医療に賛同してついてきてくれました。小児科はどうしても診療時間がオーバーしてしまうことがあり、必ずしも定時で帰れるわけではありません。ですから、その点を説明した上で、結果的に良い医療を提供することに納得し、やりがいを感じてくれるスタッフに来てもらっています。

とはいえ、患者数が激増したコロナ第7波の間は、とんでもなく遅い時間まで働いてもらうことになったこともあり、一部の患者さんをお断りせざるを得なかったこともありました。当初は1日数名くらいから、1年くらいかけて徐々に患者さんが増えていけばいい、くらいに思っていたのですが、いきなり電話が繋がらなくなるほど患者さんが殺到するという状況になってしまったのです。設計段階からコロナ対応を想定して、換気や隔離など設備は整えてありましたが、実際のオペレーションには不慣れだったので苦労しました。

地域貢献ということでは受診をご希望いただいている全ての患者さんに対応したいけれど、度を超すとスタッフが疲弊してしまって続けることができない。今はコロナ禍という非常事態ではありますが、そのあたりのバランスの舵取りは本当に難しい課題です。

▲待合室(上左)、一般診療用診察室「パンダの部屋」(上右)、乳幼児健診・予防接種用診察室「うさぎの部屋」(下左)、処置室・点滴室「ふくろうの部屋」(下右)

今回どのような経緯でこの場所に開業したのでしょうか。立地や物件を選ぶ時に先生がこだわった点、スギ薬局併設の物件を選んだ理由などについて教えてください。

竹内 さいたま赤十字病院、上尾中央総合病院で長く勤務していたため、土地勘のある大宮近辺で物件を探していました。子どものいるファミリーの多いエリアですし、近隣の病院に顔馴染みの先生がいるので開業後の連携がスムーズだというのも理由のひとつです。そのような経緯もあり、大手の開業物件検索サイトで物件を探していた折り、いくつかヒットしたものの中に現在の物件がありました。といっても簡単に決まったわけではなく、2年くらいかけて10人以上のコンサルタントに会い、数多くの物件に足を運んで、探し続けた結果です。

決して妥協しなかった条件は「薬局が近い」「駐車場が広い」の2点。どちらも患者さんの利便性を考えてのことです。子どもを連れて離れた薬局に立ち寄るのは大変でしょうし、ほとんどの人は車を利用するので、ドラッグストアの駐車場敷地内という現在の立地は最適でした。その場で経口補水液なども買える、日用品の買い物も済ませられるなど、メリットは多いと思います。

スギ薬局の看板は関東でも最近よく見かけますから、その知名度による集患力にも期待しました。また、私が開業前に客として利用したときに、店員さんの対応がとても良く、きちんと教育されている印象を受けました。思った通り、開業後もスギ薬局のスタッフは私たちからの要望にきちんと対応してくれますし、患者さんへの説明や処方後のフォローなどがとても丁寧です。薬の採用などに関することは開業前後を通してDCPソリューションに相談してきましたが、とても小回りのきくコンサルタントで、今でもよく話を聞いてくれています。

 

以前、勤務していたクリニックは医療モールにありましたが、小児科には他科からの流入などはあまりないので、モールならではのメリットはさほど感じませんでした。一方、当院はドラッグストア併設なので、宣伝費用をあまりかけずにスムーズな集患ができて助かっています。子育て世帯の人はドラッグストアで買い物をする機会が多いためか、初診アンケートで来院のきっかけを尋ねたところ、「ドラッグストアに来てクリニックを知った」という回答が8〜9割で、ホームページ経由の来院者数を大幅に上回っていました。

開業前はホームページを見て来る患者さんが多いと思い、実はホームページ開設にかなり力を入れたのですが・・・。ただ、オンライン予約システムの導入は正解でした。子どもさんは深夜に熱を出すことも多いので、親御さんが朝まで予約できず、不安な思いで過ごさなくてもいいように、スマホやパソコンで予約できるようにしたのです。前述したコロナ第7波では電話回線のパンクを回避するため、なるべくオンライン予約に誘導しました。

最後に、開業を目指している人にメッセージをお願いします。

竹内 最初の情報収集にはインターネットが手っ取り早いのですが、ある程度の情報が集まったら、直接コンサルタントに話を聞くのが一番だと思います。それも1人ではなくできるだけ多くの人に会う方がいい。いろいろなコンサルタントと顔見知りになってさまざまな情報を得ることで、自分の知識も広く深くなっていくからです。私の場合も、何人もの信頼できるコンサルタントと出会えたことで今があると思っています。

▲46台停められるスギ薬局大宮宮原店との共有駐車場(無料)

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