DCPソリューション

スギ薬局グループ

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社長メッセージ

開業をお考えのドクターはご相談を!!これからの新規開業とは・・・

過去、自分自身で開業支援してきた医師の数は300名を超え、ほとんど順調に軌道に乗っている経験から学んだことお話しします。最初に、医療以外の一般の業界での経営は、売上・利益・回収がポイントです。最終的に売上金を回収しないと「絵に描いた餅」になる厳しい業界です。一方、医療機関は保険診療メインですので、診療報酬制度改定の影響はあるものの、回収の心配はほとんどない大変恵まれた業界だというのが前提です(国民皆保険制度が継続する限り)。

その背景の中で、開業の目的の一つが、地域住民へしっかりと一次医療で貢献することです。開業当初の患者の増減に一喜一憂することなく、丁寧に地道に、広く深く地域の患者に貢献することが、社会貢献そのものだという誇れる業界なのです。ですので、これまでもこれからも、金融機関その他企業から与信が高く尊敬され続ける業界なのです。因みに、多くの医師の人生のターニングポイントとなる開業は、勤務医時代と異なる経営者(事業主)としてのマインド・スキルへの劇的転換が必要となります。勤務医(雇われ)より開業医(雇い主)は、当然、事業リスクがありますが、勤務医時代と異なるリターンも享受できます。

開業医は「一国一城の主」として、自分の城で患者を診療し、職員の雇用、企業との取引など全ての意思決定権を持つ経営者としての醍醐味があります。頑張れば頑張るだけ、勤務医時代の数倍の所得が享受できる可能性が高いです。医療法人化して、サテライト展開も出来ます。その実例も多数あります。一方、事業リスクとして、職員の労務管理、資金繰り、患者クレーム、建物・医療機器などの問題と経営の4要素といわれる「ひと・もの・かね・情報」を常に課題解決しないといけません。しかし、それは開業医一人で悩まない方が得策です。業界の経験者・専門家に、出来れば「転ばぬ先の杖」で、事前相談すべきです。まずは、そこの割り切り・覚悟がないと、独立開業は辞めたほうが良いと思います。渋沢栄一の名言に、「右手に算盤、左手に論語」とありますが、正に経営者としての資質はこのバランスにあるかと思えます。最後に、私の造語で「右手にアナログ、左手にデジタル」と昨今の状況を踏まえ、このバランスも重要かと考えます。

株式会社DCPソリューション代表取締役社長 杉本美樹生