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開業までのプロセス

スタッフの求人・面接・採用について

クリニック開業準備を進めるにあたり、「山場」というのはいくつか存在します。

場所選定・資金調達・院内設計など、ポイントとなる部分はありますが、

その中でも「スタッフ求人に関すること」は先生方にとって悩ましい事柄かもしれません。

 

経営の三要素として「ヒト・モノ・カネ」というのはお聞きになられたことがあるかと思います。

極端な話、モノやお金はどうにかなるにしても、「感情を持ったヒト」を募集・採用することは、思いのほかエネルギーを要します。

 

当社の最近の支援事例では、ご本人は新規クリニックで働きたいのに、家族の猛反対が

あり就業を断念したというケースがありました。

家族からの反対の理由をお聞きすると、「昨今のコロナウイルスが蔓延している中で、医療機関で働くことは勘弁して欲しいと言われて…」とのことでした。

このように、家族も含めた意思や、社会情勢からも影響を受けるのが「求人・採用」であるため、先生方を悩ませることになるのです。

 

ただ、それだけの労力が掛かるからこそ、スタッフ採用が上手くいけば、先生方の理想のクリニック作りはほぼ完成といっても過言ではありません。

 

スタッフ採用を成功させるためのポイントをまとめておきます。

 

 

クリニック理念の再確認

開業準備開始時に決められた「どのようなクリニックにしたいのか」を改めて

ご確認下さい。

クリニックの方向性により求める人物像は変わります。

 

求人媒体の活用

最近ではwebを使った採用活動がメインになりますが、従来からの新聞折り込みチラシ

からの応募も依然として多いです。

いずれにしても、求人媒体は「クリニック新規開院を地域住民に知らせる」という側面

もあります。クリニックの魅力を存分に織り込みましょう。

 

面接について

必ず複数人で実施して下さい。

1回の面接で人物を判断するのは不可能ですので、複数人で面接し出来るだけ客観性を

持った結論付けを行うためです。

とは言え、面接人が多すぎると圧迫面接っぽくなりかねませんので、先生・社労士・

コンサルタントの3名程度で行うのが好ましいかと考えます。

 

就業規則について

新規個人クリニックのオープン時には就業規則制定は必須にならないケースが多い

ですが、個人的にはオープン時から制定された方が良いかと思います。

規則が明文化されていることで、採用してからすぐにでも起こり得る労使トラブルを

防ぐことにもなりますし、採用したスタッフからも「しっかりとしたクリニックなん

だ」との印象を持たれるかと思います。

規則制定については、社労士やコンサルタントにご相談されてみて下さい。

 

雰囲気作り・チーム作り

クリニック立上げ時のスタッフはかけがえのないメンバーです。

採用当初は先生・スタッフともにお互いに様子を見がちですが、開業前研修などを

通じて徐々に打ち解けていきます。

その中で、「スタッフ一丸となって良いクリニックにしよう!」という雰囲気作りは、

先生方が率先して行って下さい。

このような雰囲気作り・チーム作りが出来てくると、スタッフも自発的に前向きな

行動を取ってくれます。

 

 

ポイントは他にも多々ありますが、代表的なことを列挙しました。

クリニックにおけるスタッフは、ある部分では先生方以上に患者さんにとっては

クリニックの印象を左右する存在です。

理想のスタッフを集めることが出来れば、クリニックの立ち上がりも自ずと上手く

いくものです。

弊社ではコンサルティング過程の中で「求人・面接・採用」には注力してご支援を

行っていますので、ご不明な点などはお気軽にお問合せ下さい。

開業までのプロセス