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開業までのプロセス

クリニック開業時の広告戦略について

クリニック開業時における広告は、対象となる地域住民への認知度を高める最も重要な機会であり、適切なタイミングで実施する必要があります。加えて、医療広告はホームページも含め医療法・医療広告ガイドラインの管理下にあり、一定の制限があります。方法を誤れば、保健所からの指導や行政処分の対象にもなりますので、経験とノウハウを持った広告会社を選定することが重要です。
開業までにどのような広告戦略があるのかポイントをまとめました。

●ロゴマーク
今ではほとんどのクリニックが独自のロゴマークを採用しています。理念や診療方針といったコンセプトの表現、色合いやフォントなどの工夫で親しみやすさ、安心感など印象はがらりと変わります。すべての広告物の土台となるものです。

●ホームページ
総務省の「平成30年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」によれば、スマートフォンの利用率は全年代を通じて87%に達しております。さらに、医療機関を選ぶ際にはインターネットで調べる割合が8割になるという統計もあり、ホームページ戦略は欠かせないツールとなっています。こちらについては次回コラムで詳しく解説いたしますが、ホームページ制作には通常2〜3ヶ月かかるのに加え、Googleの検索エンジンに認識させる期間も必要になりますので、開業前に、早めに公開できるよう準備が必要です。

●折込チラシ・ポスティング
地域住民が患者さんとなるクリニックには欠かせない媒体です。診療圏内の町名・丁目ごとなどエリアを細かく指定することができるので、内覧会開催と開院の告知を合わせた内容で配布するのがよいでしょう。紙媒体の特徴としては、即効性はありますが持続性はありません。あまり告知が早過ぎてもだめで、タイミングが重要になります。内覧会開催の1週間前〜2、3日前に実施するのが効果的です。

●自院看板
新規の患者さんアンケートをとると、自宅や勤務先から近かったり通りがかった人が受診するケースも多くあります。自立看板やスタンドサイン、壁面プレートなど、視認性が良く診療内容がひと目で分かるサインプランも重要になります。

他にもネット広告、駅広告、バス広告、野立看板などがありますが、地域や科目などの特性に応じて、どのような方法でクリニックの認知度を高め、患者数を安定させていくか、定期的に見直しをすることが重要であると考えます。

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