昨年来新型コロナウイルス感染拡大を受け、内覧会開催を見送ったケースもありましたが、近ごろは入場制限、手指消毒、検温実施といった開催やweb内覧会の開催など工夫しながらのケースも見られるようになりました。
スギ薬局敷地内でご開院された先生も昨年４月は駐車場敷地にテントを張って院長自らが個別相談会形式を取ってPRしたり、昨年6月はコロナ対策を行った院内や医療器械を見てもらいたいと動画を半日掛けて撮影し、開院2週間前から院長メッセージ付きのweb公開をしました。動画撮影となると普段見ることができない緊張しながらお話しする先生の姿、何度も撮影を撮り直した姿はお人柄が出てたなあと懐かしく思います。

内覧会では、地域への仲間入りを果たしたことに感謝の意を表す場であり、地域住民の方々に先生の医療理念やお人柄やスタッフの雰囲気、クリニック内の様子（導線、清潔感）、導入されている医療機器とその効果、近頃はコロナ対策を施しているかなどを直接見てもらえる絶好の機会です。
同時に良いクリニックかどうかを判断される最初の場でもあります。来場された方々は、クリニックに対して何らかの期待を持っている方々が大半のため、なかなか聞く事が出来ない意見や要望を聞ける重要な機会とも言えます。
内覧会に向けた計画も重要です。いつ、何時から何時まで行うのか、当日の運営をどう行うのか、地域住民の方々への告知方法（ホームページ、チラシ、近隣商店への開業の挨拶など）を決めなければなりません。
近年ではSNS等をはじめインターネットを介した情報等により口コミは広く拡散されますので、内覧会で満足して頂いた来場された方々からは継続的来院が得られるだけでなく、口コミを通じて新患も獲得できます。反対に来場された方々に不満足をもたらすと、次回の来院機会を失うだけでなく、口コミの影響で潜在的な地域患者様を失うことになります。
内覧会を通じて地域住民の方々に良いアピールこそが、患者数の増減に大きくかかわってきますので、内覧会開催は細心の注意をはらう事が必要であり、事前の計画、準備をしっかり整えましょう。

内覧会終了後はサポートしてくれたスタッフに対しての感謝はとても大切です。今後のモチベーションに影響しますので、ねぎらいの言葉がけは、是非行ってください。
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