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これからクリニックの開業プランを立案されるにあたり、事業コンセプト策定に加えて集患に大きな影響を与える立地条件は絶対に無視できません。
一般的に店舗集客のカギとなる要素のうち立地は40%を占めると言われています。しかし、医療は広告宣伝に制限があり、販促活動が厳しい為、クリニック立地選定は実に70%程度は占めると思っています。そして、一度立地を決めて開業してしまうと、簡単に変える訳にはいきません。
立地を見極める条件としては、「面」「線」「点」の3つの要素があります。
まず「面」とは、マーケットのことです。
診療圏を見極める際には、住んでいる人の数や働きに来る人の数、近くの駅の乗降客数などをチェックします。ターゲットとなる患者様が各年代どのくらいいるのかを見極める必要があります。
次に「線」とは動線のことです。
人が行き交う流れや、クリニックへの行きやすさです。集患ポイントとなる施設(駅・スーパー・ドラッグストア・銀行・飲食店・学校・幼稚園等)の有無も重要です。
また、いわゆる好立地と言われるところになればなるほど、競合医療機関が多く存在します。どの立地においても周辺の競合の存在を正しく考慮しなければ開業後に苦戦を強いられることも多く、事前の分析調査(クリニック軒数・開業年月・院長の専門分野・駐車場有無・ホームページ等)と開院に向けての戦略を練ることが必要です。
最後に「点」とは物件のことです。
クリニックが見えるかどうか、どこからなら見えるか、どうすれば通行人から見えやすくなるか、などを確認します。
特に商業立地とオフィス立地となるとテナント開業が多く、競合医療機関も多いことやビル内に複数の店舗が入居していることから目立たないこともあり、クリニックの存在に気が付かれないケースもあります。
店舗もそうですが、クリニックも見えなければ存在しないのと同じです。見えて初めて周辺住人に認知してもらえます。「えっ、あんな所にクリニックなんかあったっけ?」と言われないように、視認性を確認していただきたいと思います。
クリニックの診療圏設定とドラッグストアの商圏設定はよく似ていると言われております。
弊社グループもドラッグストアを展開しておりますが、立地をチェックする際には、面で見て、線で見て、点で見る、の3つを実践しております。
グーグルマップだけでなく現地に足を運び住宅地図を見ながら複数比較し、できれば複数の人数でじっくり判断することで、この3つに合格点がつく立地を選ぶようにしましょう。
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